| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() ![]() リンクについて... ![]() ![]() ![]() |
きたスロ特集 > 北海道への移住を支える 距離を感じさせない家作り
北海道への移住を支える 「距離を感じさせない家づくり」 小松建設株式会社(伊達市) 伊達市では、地域で暮らす人のニーズを満たすサービスを提供することで、真の意味で豊かな生活を送ることが可能になる、を基本姿勢とした「伊達ウェルシーランド構想」を柱にまちづくりに取り組んでいます。 “豊かなまち創出協議会”は、この構想の事業化に向け、官民が協力し、新たな生活産業を創り雇用を促進できるよう活動しています。 北のスロウライフ特集第2回目は、伊達市の小松建設株式会社。「豊かなまち創出協議会」会長を務める小松幸雄社長が、お施主が首都圏にいながら北海道での新居の建築をどう支えたかを紹介します。 距離を感じさせない家作り 緑の木々の中に、埋もれるようにぽつぽつ家が散在している広大な別荘地。 「ようこそ。いらっしゃい」すっきりとした、木肌が見えるシンプルなお宅。まだまだ肌寒いこともある北海道の6月なのに、奥様は無垢の床に素足で現れた。足もとが暖かいOMソーラーの家ならではの日常の風景です。 「いかがお過ごしでしたか?」「今年の灯油の使用量は?」 あいさつもそこそこに、家主のO夫妻に何か困ったことはないかと親切に問うたのは、このお宅の建築を請け負った小松建設の小松幸雄社長です。
北海道と千葉 離れた場所で家づくり O夫妻がお住まいなのは、鹿部町の温泉の湧く広大な別荘地。団塊世代にあたるOさんは、どこか静かなところへ移り住もうと早期退職を決め、千葉にお住まいのまま北海道へ住宅を建築することになりました。 初めはメールで始まった Oさんが新築するにあたって決めていたことは、「OMソーラー」の家を建てること。OMソーラーの会員工務店へ資料請求し、中でも伊達市の小松建設に目が止まり、メールで連絡されました。 そんなOさんに、小松幸雄社長は「まず、お会いしましょう」と伝えます。 「家づくりというのは、出来合いのものを売る、というわけにはいかないんです。まず、その人に会って話をして、その人となり、どういう暮らし方をしたいのか、それらが分かった上でなければ設計に入れないですからね」
「当時、千葉に住んでいましたから、千葉にいながら北海道で建てるというのは、よっぽど信頼していないと難しい。建築途中、何度も行けませんしね。ある種のかけ、のようなものと思っていました」とOさん。 北海道まで足を運び、小松さんと実際に接し、信頼関係が生まれ、「この人なら大丈夫」と家作りのパートナーとして小松建設を選びました。 まずは建築予定地へ うっそうとした広葉樹林の中の建築予定地を、建物や畑の配置を考えながら、二人で現場を歩きます。「家庭菜園を楽しみたい」、「裏口から畑に直接出入りできるようにしたい」、「眺めのよい浴室をつくり温泉を楽しみたい」など、暮らしのイメージを確認していきました。 共に意見を出し合って
道産のカラマツ材でみつろう仕上げの素足が気持ちいい床も、小松さんの提案により実現。 建設期間中も小松さんは週に一度は現地へ足を運んで完成を迎えました。 こうして、第一感想が「思っていた以上に住みやすい」という、北海道の真冬でもストーブを使うのは最小限、それでも快適に暮らせる家ができあがりました。 つくったあとも 「とにかく、北海道と千葉、それに伊達と鹿部の距離を感じてほしくなかったんです」と小松さん。 その姿勢は家が完成してからも続きます。時折連絡をとり、ふらりと訪問しの関係は今も続いています。 「湿度は大丈夫。木が調整してくれる感じ」「そういえば、テーブルの足、今後はわざわざキャスターにしなくてもいいですよ。床のすべりがいいので裏になにか張るだけで押すと動きますから」と、住まい手からは、実際に住み始めてからの感想が次々と飛び出します。 遠く離れた地で一緒に創った家、どのように住んでいらっしゃるのか、創った後も続くコミュニケーションで得られた感想は、確実に次の建設に生きていきます。 人や地球環境に負担をかけないまちづくり 小松さんは、そのままでは街の産業廃棄物になってしまう貝殻を、消臭性や調湿性に優れたエコ建材「ホタテ漆喰」に見事に生まれ変わらせた立役者。 「地域の材料で地域ならではの建築をする。それが我々の使命」と考える小松さん。今特別の関心を持っている「バウビオロギー」(ドイツ語で建築生態学の意)の理念にも適う。これは、わかりやすくいうと、「人や地球環境に負担をかけない家や街づくりをしよう」という思想。
伊達市のまちづくりの中核に、地球環境に負担をかけない家や街づくりを目指す人がいてくれる。今後の伊達の街づくりの展開が楽しみになってきます。 小松建設株式会社 北海道 伊達市 錦町105 電話 : 0142-23-2043 FAX : 0142-23-4545
<コラム> 移住者からのメッセージ
あんまり張り切りすぎないで
土地を購入するまでに、暖かい時期と厳寒期の両方訪れ、その気候を確認したそうです。 お二人からの一番のアドバイスは「非日常的なことを求めて、あんまり張り切りすぎないこと」。 第二の人生、畑もしたい、陶芸もしたい、ガーデニングもしたい、とあれこれ張り切る方に、意外と長続きしていなくて、せっかく移住生活を始められても、しばらくしてもとの地へ戻られる方もいるそうです。 「新しい自然の中の土地に移って、キャンプ気分で毎日お客様のお相手をするわけではない。実は日々の生活の繰り返し。どこへ行っても毎日の日常なんです。その日常をいかに過ごすか、に焦点をあてて今後のことを考えられるといいと思いますよ」と、経験に基づいたお二人の実感のこもったアドバイスをいただきました。
![]() |
![]()
![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]()
|